 |
 |
 |
 |
|
 |
本書は、日常活動理論、環境デザインによる犯罪予防、状況的犯罪予防、犯罪空間分析、地理的プロファイリング、割れ窓理論など、犯罪学における環境的観点を構成する基本的な理論、概念および技法を、この分野の先導的研究者の章別の寄稿によって一冊にまとめたものです。また、本書では、犯罪の予防、統制、捜査に従事する人々への多くの提案を行っています。
本書で提供するのは、人はなぜ犯罪者になるのかを探求する従来型の犯罪学とは違って、人はなぜ犯罪を行うのかという見方です。これらは同じ意味に聞こえますが、実際にはとても異なります。人はなぜ犯罪者になるのかを探求する際に、犯罪学者は犯罪の遠因(幼少期)に目を向けます。興味の対象は、親子関係であり、交友関係であり、学校にあります。一方、人はなぜ犯罪を行うのかを探求する際には、犯罪の近因(犯行時の状況)に目を向けます。興味の対象は、その場所や時間で犯罪が起きることを許容する環境的要因です。犯罪の近因に目を向ける理由は、この犯罪原因を変化させることによって、犯罪を未然に防止できる可能性があるからです。人が犯罪者になっていく生育環境を変えることはとても難しいことですが、犯罪が起きる場所で犯行をやめさせるべく環境を変化させることは比較的容易にできます。
わが国において、犯罪対策にかかわるすべての人々に一読をお薦めします。 |
 |
 |
 |
| ※ |
数に限りがございますのでご希望に添えない場合はご容赦下さい。 |
|
|
|